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掲載の情報は2011年7月現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。


まんぐりとは、7月14日に行われる天王祭りの一つ。
ボンテンと呼ばれるわらの束を担ぎながら町内を巡り、最後に入間川にボンテンを立て悪魔祓いを行います。このまんぐりは、大山信仰の影響を受けた夏の祓えの行事です。
また、この様な祭りは、みこし祭りよりもいわれの古い珍しいものです。
八咫神社
まんぐりは、川越市上寺山にある八咫神社(やたじんじゃ)で行われます。15時には既に祭りの用意が出来ていました。
ちなみに、八咫神社はすぐ脇に流れる入間川の氾濫を和ませる為に建立された神社だそうです。

その名はボンテン
まんぐりを行う際に、なくてはならないモノがこの「ボンテン」。
ボンテンは、お神輿をかつぐ祭りで言うならば神輿に当たるもので、次の様につくります。
1. 青竹の先にわら束をつくる。
2. わら束の天辺に大テング・小テングと呼ばれる大きな幣束を2本刺す。
3. そして5色の小さい御幣を氏子の戸数用意して、わら束のまわりに刺す。
まんぐり開始の儀
一同、参道並びまんぐりの開始の儀が行われます。その際、参道の敷石に乗らないとご利益が半減するらしいです。


村回り
ボンテンを担ぎながら、上寺山地区を練り歩きます。その距離は約3kmほど。
練り歩く際、わら束を上に向け、竹の柄の先は地面につけて擦りながら行います。時には猛ダッシュ!時にはゆっくり。そしてまた猛ダッシュ。担ぐ方も大変ですが、竹の先を地面に押さえつける方も大変です。
水の掛け合い
村回りの終着地は入間川。
川の中にボンテンを立て、まんぐりの締めの儀を行います。五穀豊穣や悪霊退散の祈祷が行われた後は、ボンテンに水の掛け合いが始まります。子供も大人も混じって水を掛け合い、まんぐりは無事終了です。
ちなみに、ボンテンの御幣は厄病除けになるので、お守りとして家々に配られるそうです。


車椅子・ベビーカーの入場
・神社入口に2段段差があり
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