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喜多院 山門・番所

喜多院 山門・番所

喜多院にはいくつか入口がありますが、その内北東の入口に山門がかまえています。
喜多院は、寛永15年(1638/江戸時代)におきた大火により、伽藍のほとんどを焼失しました。奇跡的に焼失を免れた山門は、喜多院で現存する最古の建造物になっています。

喜多院 山門

山門の内部構造

国の重要文化財に指定されている山門。天海が寛永9年(1632/江戸時代)に建立したものです。

装飾は少なくシンプルな印象をうけますが、重厚で堂々とした門構えです。門ゆえに素通りする方も多いですが、山門下でちょっと顔を上げてみてください。冠木(横木)の上に龍と虎、裏には唐獅子の彫刻を見ることができます。

構造は、四脚門、切妻造、本瓦葺。もともとは後奈良天皇による「星野山」の勅額が揚げられていました。現在は棟札とともに堂内の陳列ケースに保管されています。

【棟札の記載】
表: 御建立山門執行探題大僧正天海 奉行平井作左衛門 大工江州坂本山本若狭守吉重
裏: 武陵仙波東叡山無量寿寺喜多院 維時寛永九壬申載霜月吉日良辰

喜多院 番所

番所

山門の正面よりむかって右側に接続して建っている番所。埼玉県の有形文化財に指定されています。

天保12年(1841/江戸時代)の喜多院境内図によると、もともと山門より内部(境内)に独立して建っていました。その後、現在の場所に移動したことがわかります。

それにしても、「お寺に番所?」と思う人も多いはず。
江戸時代、喜多院は江戸幕府のご朱印地(幕府の土地扱い)だったので、入山する人々の警備や見張りのために設置されたのではないでしょうか?

ちなみに、番所の遺構としては埼玉県内で唯一のものです。

山門・番所の風景

秋の山門

秋の山門

夕暮れ

夕暮れ

初詣

初詣

 

スポット詳細


名称喜多院 山門・番所(きたいん さんもん・ばんしょ)
住所
埼玉県川越市小仙波町1-20-1 喜多院境内
WEBhttp://www.kawagoe.com/kitain/history-culturalasset/cultural-asset/spot06.html
時間自由
休みなし
料金無料 *外観見学のみ
所要時間5~10分
駐車場喜多院 明星駐車場
指定国指定 重要文化財(建造物): 喜多院 山門 付棟札
埼玉県指定 有形文化財(建造物): 喜多院 番所

 

アクセス


車でアクセス

関越自動車道「川越IC」より13分
圏央道「狭山日高IC」より35分

公共交通でアクセス

徒歩
西武新宿線「本川越駅」より12分
東武東上線・JR川越線「川越駅」東口より18分
東武東上線「川越市駅」より18分
バス
バスの種類系統下車するバス停徒歩
1東武東上線「川越駅」東口,
JR川越線「川越駅」東口,
西武新宿線「本川越駅」
西武バス南古谷駅行き喜多院前バス停
3分
2東武東上線「川越駅」東口,
JR川越線「川越駅」東口
小江戸名所めぐりバス喜多院前バス停
3分
3東武東上線「川越駅」西口,
JR川越線「川越駅」西口,
西武新宿線「本川越駅」
小江戸名所めぐりバス喜多院バス停
3分

 

バリアフリー・設備


バリアフリー・設備表示の見方・説明


車椅子は介助者がいることが前提の判定です

車椅子・ベビーカーの入場

車椅子OK ベビーカーOK 山門のある入口は階段になっているため、北側入口から入り、境内を通って山門・番所までいくのがよいです。

路面状況

土コンクリート

バリアフリー情報

設備情報

案内板

 

参考書籍・リンク・動画


参考書籍


川越市の文化財
発行:川越市教育委員会

参考Web

喜多院 山門 / 国指定文化財データベース

参考その他

現地解説板: 山門・番所 / 川越市教育委員会


 
 

掲載の観光・地域スポット情報は2011年7月現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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