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掲載の情報は2011年7月現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。


毎年7月13日は、仙波浅間神社で初山(はつやま)というお祭りが行われます。
初山とは、過去1年間に結婚した花嫁や赤ちゃんを連れて仙波浅間神社でお払いをして、健康で元気に過ごせるようにと祈る行事です。その際、赤ちゃんのおでこに朱印を押してもらい無病息災を祈ります。
仙波浅間神社
浅間神社は、富士山を神格化した(神さまとして祀る)神社で、本殿は富士山に見立てた小山の上にあります(写真の左上が本殿)。電車も車もない昔の人は、富士山へお参りに行くのは大変な作業だったので、富士山へ行かなくてもお参りが出来る様、近くの小山を富士山に見立てお祈りをしました。そんな富士山へ生まれて初めて赤ちゃんが登る行事ということで初山と呼ばれるそうです。

富士山を登りお祈り
初山は11時頃から夜9時まで行われていますが、夕方に近づくにつれ富士山の登山道の階段は混雑してきます。山の上にある拝殿まで辿り着いたらお祓いをしてもらい、お賽銭をあげ、お祈りをします。
この仙波浅間神社には、子育ての神が転じて子宝に恵まれる神としても信じられる「木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」が祀られています。まだ子供がいない新婚夫婦はここで子宝をお祈りします。
おでこに朱印
お祓いが済んだら、おでこに朱印を頂きましょう。
朱印を押してもらった後は、拝殿脇で販売をしている団扇を買い求めることができます。この団扇は、夏の難病及び疫病を追祓い夏を健にすごすよう、お仲人や近親に配る習わしになっているそうです。
その後、富士山の山を見立てた本殿の裏にある、噴火口を模した岩穴にお賽銭をあげお祈りをして、初山の参拝は無事終了です。
あんころ餅
初山では、団扇を配る以外にもう一つ習わしがあります。それは、境内で販売しているあんころ餅も団扇同様に配る習わしです。あんころ餅には、「厳しい夏を乗り切る!」という意味があるそうです。
無事に無病息災のお祈りをした後は、仙波囃子連のお囃子に耳を傾けたり、露店で美味しい物を食べたりと、初山を最大限満喫しましょう。

車椅子・ベビーカーの入場
・南側入口は大きな段差があるので、西側入り口から入場
・拝殿へは階段のみ、ベビーカーは階段手前に置いておく
・夕方を過ぎるとかなり混雑してきます
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