川越街道を岸町から新宿町二丁目・富士見町へ上る坂を烏頭坂と呼ぶ。新河岸川の水運が盛んな時代、新河岸で荷揚げした荷物を川越市内の問屋街へ運ぶ際、烏頭坂を通った。急坂で難所として知られていた。
往時は杉並木があり街道の風情があった。
天文18年(1486)の「廻国雑記」に「うとう坂越えて苦しき行末を、やすかたと鳴く鳥の音もかな」という歌が残っている。
現在は、国道254号線と16号線が交差する交通量の多い通りとなっている。
参考:川越の文化財(川越市教育委員会)
名称 | 烏頭坂 |
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指定 | 市指定 史跡 |
員数 | - |
所在地 | 埼玉県川越市岸町 |
所有者 | 川越市 |
指定日 | 昭33.3.6 |
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なし