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薬師神社は、古くから伊佐沼の西岸にまつられ、眼の病気にご利益があると言われる神社です。
もともとこの場所には、川越城内にあった「高松院」門徒の医王寺という寺がありました。しかし明治に入り神仏分離の際に廃寺になり、薬師神社と称するようになります。
葭(あし)葺で、建坪10坪の小ぢんまりとした薬師神社の社殿は、川越市の有形文化財に指定されています。
江戸時代初期に川越城主「酒井備後守忠利」の奉納により建立され、大工は根岸八五郎という地元の職人。素朴な工法が郷土色豊かな建物に仕上げています。
社殿内には、行基作の木像薬師仏や、十二神将像が安置されています。
薬師神社の略歴
元和9年(1623 / 江戸時代) | 川越城主「酒井備後守忠利」の奉納によって建立 |
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元禄5年(1692 / 江戸時代) | 川越城主「松平伊豆守信輝」が補修 |
明治初年 | 神仏分離の際に医王寺が廃寺 |
昭和34年 | 坂本才一郎によって建立当初の造営に復元 |
薬師神社の風景
伝説「伊佐沼の大片貝」
薬師神社にはこんな伝説が語られています。
昔は伊佐沼の周囲はもっと広く、沼の中ほどには小さな島があり、薬師堂がたっていました。
伊佐沼には沼ができた時から住んでいるといわれる沼の主「大片貝」がおりました。あるとき、雨が何日もつづき沼の水があふれんばかりになりました。薬師堂のある小島はひとたまりもなく沈みましたが、薬師堂は沈むどころかどんどん浮き上がったくるではありませんか。これは沼の主である大きな大片貝が薬師さまをいつも背負ってお守りしていたからだといわれております。
参考:「川越の伝説」池原 昭治
薬師神社について
名称 | 薬師神社(やくしじんじゃ) |
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創建 | 元和9年(1623江戸時代) |
祭神 | 大己貴命(おおなむち): 国造りの神、農業神、商業神、医療神 少彦名命(すくなひこな): 酒造の神、協力神、常世の神、医薬神、温泉神、穀物霊 迦具土命(かぐつち): 火の神 |
摂末社 | 弁財天 天満宮 稲荷神社 愛宕神社 |
建物など | 社殿 弁財天社 末社 地蔵尊 社号標 伊佐沼公民館 |
文化財 | 川越市指定 有形文化財(建造物): 薬師神社 |
ご利益 | 病気平癒、商売繁盛、火防守護、五穀豊穣、酒蔵・温泉のご利益 |
年中行事 | 4月8日: 例祭 |
アクセス
関越自動車道「川越IC」より | 14分 |
圏央道「狭山日高IC」より | 36分 |
駅 | バスの種類 | 系統 | 下車するバス停 | 徒歩 | |
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1 | 東武東上線「川越駅」東口, JR川越線「川越駅」東口, 西武新宿線「本川越駅」 | 東武バス | 川越06 | 伊佐沼入口バス停 | 9分 |
2 | JR川越線「南古谷駅」 | 川越シャトル | 42系統 | 農業ふれあいセンター入口バス停 | 3分 |
3 | バス停 | 分 |
掲載の観光・地域スポット情報は2011年7月現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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