トップページ > 観光スポット > その他エリア > 下老袋 氷川神社
川越市下老袋(しもおいぶくろ)にある氷川神社。
祭神は武運長久のご利益がある素戔嗚尊(すさのおのみこと)。この氷川神社は一名軍明神とも呼ばれ、戦時中は軍人や出征兵士の参拝が多かったといいます。
田園風景に囲まれ静かな境内ですが、年2回賑わう日があります。
それは埼玉県指定の無形民俗文化財「老袋の弓取式」「老袋の万作」が行われる日。五穀豊穣を祈り、そして祝う祭事です。
氷川神社の風景
老袋の弓取式
「ユミトリ」とよばれる方々が弓を射て、弓が当たった的の位置により今年の天候を占い、豊年を祝う行事です。毎年2月11日に行われます。
埼玉県の無形民俗文化財に指定。
老袋の万作
境内に舞台をつくり、地域に住む人たちが自演の踊りや芝居で豊作を祝う芸能です。4月第2日曜に行われます。
埼玉県の無形民俗文化財に指定。
伝説「ハバキサマの話」
下老袋氷川神社にはこんな伝説が語られています。
氷川神社には「ハバキサマ」と呼ばれる神さまが祀ってあります。
下老袋氷川神社の祭神は軍明神(戦の神)で、大宮の氷川さまとどちらが天下一か争いになり負けてしまいました。ボロボロになり帰ってきた下老袋の氷川さまは境内に植えてある椋の木に片足のハバキ(足につける脚絆のこと)をひっかけて行きました。
それから氏子たちは氷川さまを可哀そうに思い椋の木のことを「ハバキさま」といって敬いました。そして以降、毎月12月10日に行われる大宮氷川神社の十日市にはけっして出かけなくなったということです。
参考:「川越の伝説」池原 昭治
スポット詳細
名称 | 下老袋 氷川神社(しもおいぶくろ ひかわじんじゃ) |
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住所 | 埼玉県川越市下老袋732 |
WEB | |
時間 | 自由 |
休み | なし |
料金 | 無料 |
所要時間 | 5~15分 |
駐車場 | なし |
指定 | 埼玉県指定 無形民俗文化財: 老袋の弓取式 埼玉県指定 無形民俗文化財: 老袋の万作 川越景観百選: 下老袋の氷川神社と集落 |
下老袋氷川神社について
名称 | 氷川神社(ひかわじんじゃ) |
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創建 | 不明 |
祭神 | 素戔嗚尊(すさのお): 暴風雨の神、厄除けの神、縁結びの神、安産の守護神 |
摂末社 | 稲荷神社 他不明末社 x2 |
建物など | 本殿: 覆屋内 拝殿: 入母屋造、瓦葺 手水舎 狛犬: 1対 灯籠: 2対 末社: 稲荷社、他不明2社 両部鳥居: 二の鳥居 明神鳥居: 一の鳥居「氷川神社」 砲丸: 奉納 祈武運長久郷土出征兵士 歌碑: 「天地の誠の道を きわめなば 神の宮居に 通い得るらん」 石井曲水(石井甚太郎) |
文化財 | 埼玉県指定 無形民俗文化財: 老袋の弓取式 埼玉県指定 無形民俗文化財: 老袋の万作 |
ご利益 | 武運長久、厄除、除災招福 |
年中行事 | 2月11日: 老袋の弓取式 4月第2日曜: 老袋の万作 10月15日 例祭 |
アクセス
関越自動車道「川越IC」より | 26分 |
圏央道「川島IC」より | 25分 |
JR川越線「南古谷駅」より | 20分 |
駅 | バスの種類 | 系統 | 下車するバス停 | 徒歩 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 東武東上線「川越駅」東口, JR川越線「川越駅」東口, 西武新宿線「本川越駅」 | 東武バス | 川越06(上尾駅西口、平方行き) | 老袋バス停 | 8分 |
2 | JR川越線「南古谷駅」 | 川越シャトル | 42系統 | 東本宿バス停 | 4分 |
3 | バス停 | 分 |
掲載の観光・地域スポット情報は2011年7月現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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