小江戸川越の看板風景
蔵造りの通りは古い街並なので、店蔵以外に町屋建築が多いです。 そんなお店の看板はどうなっているかと言うと、屋根の上の正面看板、通行人に良く見える袖看板、そして暖簾や提灯など。 こう言った看板は趣があっていいものです。
これらの看板は比較的良く目にする事ができる、THE小江戸!的な看板です。
商品をかたどった看板
町並みを歩いていて面白いのが、商品をかたどった看板が多いこと!
蔵造りのメイン通りにある松岡種苗店の看板は、種から芽が出ている様子がかたどられていて、とても可愛らしい! その他にも、たばこ屋さんのキセル看板、芋菓子屋さんの芋看板、木工加工道具屋さんのノコギリ看板、漬物屋さんのカブ看板などなど。 見ていて楽しい看板ばかりです。
こういった商品をかたどった看板は、江戸時代に商家の間で流行したのだそうです。
現代ではホームページやTwitterで簡単にお店をアピールすることはできますが、昔は看板が命!
どうすればいかに店の存在を知ってもらえるか?そんな思いによってこの様な看板がつくられたのでしょう。
こんな店まで古風な木製看板に!
蔵造りの町並み周辺は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されていています。 重要伝統的建造物群保存地区とは、一つ一つの文化財ではなく集合体として歴史的に価値のある物を保存しよう!というものです。 なので、例えばネオンやLEDなどの看板は取り付けてはダメなんです。
そういうこともあり、看板も蔵の町の雰囲気に合わせようと工夫されています。 郵便局や銀行も瓦屋根に木製看板!
文字遊びな看板
様々な看板がありましたが、時の鐘からほど近くにある富士屋さんの看板もインパクトありです!
富士屋さんの名物は「志”まんやき(じまんやき)」。 なんと看板には「志”まんやき」の文字が富士山になっています。 見事!
少し顔を上げて川越を散策すると、また違った蔵の町のよさが見えてきます! こういったさり気ない見所の多さがリピーターが多い川越の魅力の一つかもしれません。
掲載の観光・地域スポット情報は2012年1月現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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