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新河岸川河岸場跡とは、江戸時代に川越-江戸を川で結び、人や物を運んで栄えた「川越舟運」の船着場跡です。
川越市の史跡に指定されています。
河岸場跡がのこる旭橋へ

東武東上線「新河岸駅」から徒歩10分程あるくと、新河岸川にかかる「旭橋」がみえてきます。この旭橋の下流側に「新河岸川河岸場跡」があります。
現在は、そのことを示す案内板と石碑が残るのみ。しかし当時河岸場周辺に軒をつらねた舟問屋商家の面影は少なからず残っています。
車や鉄道のない時代、陸路より水上交通がとっても便利でした。この河岸場から江戸へ多くの商品や人が行ったり来りして、川越を小江戸とよばれる程に繁栄させました。
川越舟運とは

新河岸川舟行列の様子
新河岸川の舟運は、江戸時代(寛永15年/1638)に仙波東照宮が火災で焼け川越藩がその再建用資材を江戸から運ぶ為に新河岸川を利用したことで始まったと言われています。
翌年の寛永16年、川越城主「松平信綱」は、荒川へと続く新河岸川を改修。水量確保のため、荒川の交流地点まで「九十九曲り」と呼ばれるほどのたくさんの屈曲をつけ、江戸-川越間の舟運体制を整えました。
川越舟運で運ばれていたものは様々。
- 川越から: 醤油・綿実・済・木材など
- 江戸から: 油・瓦物・砂糖・塩・荒物・干イワシなど
川越舟運 河岸場マップ
川越~花江戸までの新河岸川・荒川には、37ヶ所の河岸場がありました。
また、新河岸川河岸場跡がある旭橋を中心に、上新河岸・下新河岸・扇河岸・牛子河岸・寺尾河岸をまとめて「川越五河岸」よび、特に賑わっていたそうです。
※マップの河川は当時の流れです(新河岸川河岸場跡マップの川は現在の流れ)。
マップ参考:「武州・川越舟運 -新河岸川の今と昔」 斎藤 貞夫
スポット詳細
名称 | 新河岸川 河岸場跡(しんがしがわ かしばあと / Historic places in Shingashigawa river port) |
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住所 | 埼玉県川越市下新河岸55 付近(旭橋近く) |
WEB | |
時間 | 自由 |
休み | なし |
料金 | 無料 |
所要時間 | 5~10分 |
駐車場 | なし |
指定 | 川越景観百選: 新河岸の河岸場跡付近 市指定 史跡: 新河岸川河岸場跡 |
アクセス
圏央道「狭山日高IC」より 35分








掲載の観光・地域スポット情報は2011年8月現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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Tamaki Yanagawa()