川越の観光がちょっと奥深くなる用語集
流造
ながれづくり
神社建築用語の一つで、建物正面側の屋根が長く伸びている形式の建築のことを「流造」と呼びます。
建物のサイドから見ると、表側と裏側の屋根の長さが同じではないことがよく分かります。ちなみに全国的に見ても流造は1番多い神社本殿形式です。
川越で文化財に指定されている本殿もやっぱり流造が多し!
身舎
もや
主要な柱に囲まれた建物の本体部分のこと。
左写真の場合は4本の柱に囲まれた黄色い点線部分のことで、この中に神さまが祀られています。庇(ひさし)とはこの身舎から飛び出した部分のこと。
神社に立てられている解説板の説明文によく出てくる用語のひとつです。
覆屋
おおいや
神社で本殿を覆い風雨から守るた為の建物です。造りは神社によって様々で、幣殿・拝殿と繋がっているものや、覆屋単体のもの、屋根だけのものなどがあります。通常、覆屋がある本殿を外から見ることが出来ない場合が多いです。
川越でも文化財に指定されている本殿を見に神社へ行ったのに、見れない!なんてことが良くあります。そういった神社でも、お祭りなどの際に拝殿の扉を開け本殿を見ることが出来る場合があります。
向拝
こうはい、ごはい
本殿や拝殿などの建物から、参拝・拝礼の為に屋根の一部が飛び出した部分のことを向拝と言います。
向拝には様々な意匠が施されている場合が多く、よーく観察してみると興味深いと思います。たまにその神社やお寺ならではのモチーフがあることも。例えば「雀の森氷川神社」では雀の彫刻が施されています。