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川越藩主「松平周防守(すおうのかみ)」の菩提寺である光西寺。
光西寺が建っている場所は、道を挟んでお隣には中院、徒歩3~5分の場所には喜多院・仙波東照宮がある寺社エリアです。
光西寺とは
長い旅路を経て川越までやって来きた光西寺は、永禄9年(1566/室町時代)に島根県浜田市で恵誓法師(けいせいほうし)が建立しました。
浜田藩の松平周防守康任(幕府老中)は、天保7年(1836/江戸時代)に福島県棚倉町に転任になります。転任と言うと家族でお引越し、もしくは単身赴任かな?と思われますが、この時代の転任は藩士一族・親族・そして菩提寺までもが移動する大規模なものです!
この時光西寺は、城の近くに出張所という形で設けられました。
この30年後、今度は川越への転任が決まります。今回の転任は財政的に困難であった為、光西寺は新たに寺を設けず、川越市元町にある千寿院に借寺(しゃくじ・一時的な仮住まい)をしたそうです。
そして時代は流れ大正時代、ようやく浜田市の光西寺と同様に初めて、川越(現在の地)に再建されました。
光西寺の山門
川越での歴史は浅い光西寺ですが、境内の建物には見どころがあります。本堂もさることながら、山門はよーく観察すると思わぬ発見があります!
一つ目の発見は見事な彫物。門の左右両面にそれぞれ違ったストーリーが掘られています。
二つ目の発見は、屋根を支える力士像。もともと険しい表情の力士さんですが、支えているだけあってより険しい!。
三つ目の発見は小さなカエル。「えっこんなところに!」という場所に。是非見つけてみてください。
松平周防守家ゆかりの文化財
松平周防守家の菩提寺ということもあり、光西寺には松平周防守家のゆかりの品々や700点を超える文書が保管されています。中でも家康の書簡等26点は埼玉県の有形文化財に指定されています。また、墓地には松平周防守家廟所があり、松平周防守家累代の遺骨170余柱が合葬されています。
光西寺の文化財については光西寺ホームページをご覧ください。
スポット詳細
名称 | 光西寺(こうさいじ) |
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住所 | 埼玉県川越市小仙波町5-4-7 |
WEB | http://www.kousaiji.org/index.html |
時間 | |
休み | なし |
料金 | 無料 |
所要時間 | 10~15分 |
駐車場 | あり |
指定 | 市指定 史跡: 松平周防守家廟所 |
光西寺の詳細
名称 | 緇川山 浄楽院 光西寺(くろかわさん じょうらくいん こうさいじ) |
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宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建 | 永禄9年(1566/室町時代): 島根県浜田市にて創建 慶応2年(1866/江戸時代): 川越市元町にある千寿院に借寺 |
開山・開基 | 恵誓法師(けいせいほうし) |
建物・仏像等 | 本堂(入母屋造、銅板武器) 山門 松平周防守家廟所 |
文化財 | 県指定 有形文化財(書跡・典籍・古文書): 光西寺松井家文書 26点 市指定 史跡: 松平周防守家廟所 |
ご利益 | |
年中行事 | 光西寺ホームページに詳細あり http://www.kousaiji.org/gyouji/index.html |
札所・霊場 | - |
ご朱印 |
アクセス
関越自動車道「川越IC」より | 13分 |
圏央道「狭山日高IC」より | 35分 |
西武新宿線「本川越駅」より | 14分 |
東武東上線・JR川越線「川越駅」東口より | 16分 |
東武東上線「川越市駅」より | 24分 |
駅 | バスの種類 | 系統 | 下車するバス停 | 徒歩 | |
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1 | 東武東上線「川越駅」東口, JR川越線「川越駅」東口, 西武新宿線「本川越駅」 | 西武バス | 本52 | 喜多院入口バスバス停 | 5分 |
2 | 東武東上線「川越駅」西口, JR川越線「川越駅」西口, 西武新宿線「本川越駅」 | 小江戸巡回バス | 中院バス停 | 2分 | |
3 | バス停 | 分 |
掲載の観光・地域スポット情報は2011年7月現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。