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駅方面から蔵造りの街並み・菓子屋横丁へ向かう道で出逢う蓮馨寺は、室町時代に創建された歴史あるお寺。触ると病気が治る「おびんずる様」や小江戸川越七福神「福祿寿」が祀られています。
静かな境内も、毎月8日の縁日には多くの人で賑わい、フリーマケットや芸能が披露されます。
蓮馨寺は、天文18年(1549/室町時代)川越城主「大道寺駿河守政繁」の母「連馨大姉」が、平方村(現在の上尾市平方)に建立し、その甥である感誉存貞上人を招き創建しました。
また、浄土宗の信仰が篤かった徳川家より「関東十八檀林(18寺ある僧侶の大学)」の一寺とされ、葵紋を掲げることを許されました。そのことにより、さすがの川越城主でも蓮馨寺門前を通るときは、槍や幡(はた)を倒して黙礼したそうです。
ちなみに、蓮馨寺より道を挟んで向かいにある「川越熊野神社」は、元々蓮馨寺境内でしたが、明治の神仏分離により独立しています。
触って、撫でて、病気平癒!
本堂の賽銭箱横には、真っ赤な「おびんずる様」が鎮座しています。
釈迦の弟子であるおびんずる様を、直接その身体を触ると病気が治り、また頭に触ると頭が良くなると云われています。
ご利益を授かる人々で大人気の仏さまです。
幸せを願う鐘つき堂
ふと蓮馨寺の近くを歩いていると、鐘の音が何回も響いてくる時があります。境内に入ってみると鐘の回数を数えながら鐘をついている人が…。
聞くところによると毎日15時に、きっちり18回鐘をついているそうです。「18」とは関東十八檀林の18。
何の為についているのですかの質問に、「時の鐘とは違い、時を刻むのではなく幸せを願ってついています。ほら心に響くでしょ。」
ちなみにこの鐘は、元禄8年(1695/江戸時代)製造の梵鐘で、川越市の文化財に指定されています。
大火を免れた手水舎
境内でひときは立派な彫物で飾られた手水舎。
明治26年に起きた、計17町を焼失させたの川越大火で、蓮馨寺は山門や諸堂を失いましたが、この手水舎と鐘つき堂のみ火災を免れました。
うっかり手(身)を清める事も忘れそうな見事な意匠は、銅板葺きの屋根に、鶴亀、牡丹唐獅子・唐子遊びの図などの彫刻が施されています。
また、水鉢の龍頭は、川越出身の彫刻家 & 東京学芸大学名誉教授 & 日展評議員の橋本次郎氏が制作したものです。
毎月8日は、縁日「呑龍デー」
毎月8日は、呑龍(どんりゅう)上人の縁日。
朝からフリマを初め、芸能や講釈などのイベントが行われます。
また、呑龍上人は生きた仏として崇められた方で、各地を巡っては様々な伝説を残しています。
- かんばつで作物が取れず窮乏する地域では、仏の力で雨を降らす。
- 飢饉で農家が困ると、その子供たちを預り育てる。
- 民衆のさまざまな困り事の相談にのっては、たちまちそれを解決。
蓮馨寺は、小江戸川越七福神「福祿寿神」の霊場でもあります。本堂の右側に福祿寿神が祀られ、長寿、招福、方位除け、商売繁昌などのご利益があります。
第六番の「見立寺」は、蓮馨寺より北へ徒歩10分程の場所です。途中、蔵造りの街並みや菓子屋横丁などがあり、ついでに観光することも可能です。
秋の七草「尾花(おばな・すすき)」
蓮馨寺のススキは、本堂左にある将監地蔵尊(しょうげんじぞうそん)の周辺で見ることができます。
ススキの別名は尾花。穂が動物の尾に見えることからそう呼ばれているそうです。
開花時期: 7~10月
花ことば: 活力、精力、心が通じる
スポット詳細
名称 | 蓮馨寺(れんけいじ) |
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住所 | 埼玉県川越市連雀町7-1 |
WEB | http://www1.user.kcv-net.ne.jp/renkeiji/ |
時間 | 境内自由 |
休み | なし |
料金 | 無料 |
所要時間 | 10~15分 |
駐車場 | あり(無料) |
指定 | 小江戸川越七福神 第五番 「福禄寿神」 秋の七草「すすき」 市指定有形 文化財(彫刻): 木造阿弥陀如来坐像 市指定有形 文化財(工芸品): 銅鐘 市指定 史跡: 蓮馨尼の墓 |
蓮馨寺について
名称 | 弧峯山 宝池院 蓮馨寺(こほうざん ほうちいん れんけいじ) |
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宗派 | 浄土宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建 | 天文18年(1549 / 室町時代) |
開山・開基 | 開基: 連馨大姉 開山: 感誉存貞上人(かんよぞんていしょうにん) |
建物・仏像等 | 本堂: 入母屋造、瓦葺 -おびんずる様 -福禄寿像 講堂 手水舎 鐘つき堂 将監地蔵尊(境内) 水子地蔵尊(境内) 社号標: 檀林 蓮馨寺 歌碑: 「老の坂ふりさけ見れば死出の山くだらぬことをいふてなげくな」一笑斉喜楽女 石碑: 当山改修造営寄進者芳名 |
文化財 | 川越市指定 有形文化財(彫刻): 木造阿弥陀如来坐像 川越市指定 有形文化財(工芸品): 銅鐘 川越市指定 史跡: 蓮馨尼の墓 |
ご利益 | 【おびんずる様】 病気平癒、頭がよくなる 【福禄寿神】 長寿、招福、方位除け、商売繁昌 【呑龍さま】 安産、子育て、諸願成就 |
年中行事 | 【毎月8日】 縁日「呑龍デー」 【元旦~7日、毎月1日】 七福神ご縁日 【12月31日】 除夜の鐘(市民参加) 詳しくはこちら |
札所・霊場 | 小江戸川越七福神 第五番 福禄寿神 |
ご朱印 | あり |
アクセス
関越自動車道「川越IC」より | 10分 |
圏央道「狭山日高IC」より | 32分 |
西武新宿線「本川越駅」より | 8分 |
東武東上線・JR川越線「川越駅」東口より | 18分 |
東武東上線「川越駅市」より | 12分 |
駅 | バスの種類 | 系統 | 下車するバス停 | 徒歩 | |
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1 | 東武東上線「川越駅」東口, JR川越線「川越駅」東口, 西武新宿線「本川越駅」 | 東武バス | 川越01,川越02,川越03,川越04,川越09,若02,東坂02 | 連馨寺バス停 | 1分 |
2 | バス停 | 分 | |||
3 | バス停 | 分 |
掲載の観光・地域スポット情報は2011年9月現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。