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仙波浅間神社・浅間神社古墳(母塚)

仙波浅間神社・浅間神社古墳(母塚)

川越市富士見町、「川越駅」東口より徒歩12分ほどの場所に「仙波浅間神社(せんばせんげんじんじゃ)」があります。
平安時代の武将「源頼義」がこの地に分霊をしたことにはじまり、それぞれの時代にそれぞれの人々が篤い信仰をして現在に至っています。

仙波浅間神社の略歴

康平年間(1058~1065/平安時代) 源頼義が奥州征伐の途中に分霊。
長禄元年(1457 / 室町時代) 太田道灌が再営。
永禄9(1566 / 戦国時代) 北条氏の臣 中山角四良左衛門が再興。
文政11年(1828 / 江戸時代) 川越南町の山田家久兵衛ら有志が、拝殿1棟再建、岩室新築。
天保年間(1830~1843 / 江戸時代) 現在の神社の形が整えられる(岩室前の石猿に天保4年の銘がある)。

仙波浅間神社の風景

塚上の社殿

塚上に社殿

富士山を神格化した浅間神社。仙波浅間神社でも富士山を模して塚の上に社殿が築かれてます。

拝殿

拝殿

普段はみることが出来ない拝殿内の天井には、川越ゆかりの絵師「江野楳雪」による百人一首歌仙像の絵がくみこまれています。

富士塚の本殿

富士塚の本殿とお猿

拝殿の裏には、溶岩を積み上げた本殿。その両端には神の使いであるお猿が本殿を守っています。

 

川越市指定史跡「浅間神社古墳(母塚)」

浅間神社古墳イラスト

仙波浅間神社の社殿が乗っかっている小山は、「浅間神社古墳」という古墳です。
全部で6基ある小仙波古墳群の1つです。別名「母塚」と呼ばれ、ここより約300m程歩いた場所には父塚(愛宕神社古墳)があります。

高さ5.8m、径が4.2mほどの大型円墳で、墳頂は神社社殿によってかなり削られてしまっているようです。また、古墳の周囲には低い部分があることから周溝(古墳のまわりをめぐらされた溝)があったと考えれれています。

古墳全景東側から

埼玉県指定旧跡「万葉遺跡 占肩の鹿見塚」

万葉遺跡 占肩の鹿見塚

仙波浅間神社境内に、鹿の骨で恋占いをした万葉集の歌碑があります。

万葉集巻十四の東歌
 「武蔵野に占へ肩灼きまさでにも告らぬ君が名うらに出にけり」

武蔵野で、鹿の肩骨を焼いて占いをしたら、誰にも言ったことがないあたな(男性)の名前が、占いに出てしまいました。…という女性の歌です。

古代の日本人は、鹿の肩骨を焼きそのヒビ割れの形によって吉凶を占った習慣があったそうです。さらにこの時代、人々は武蔵野に住み狩りをしていました。狩りの際、鹿を見つけるための鹿見塚(物見台)があったそうです。

この万葉歌の誕生地こそ埼玉県の旧跡として指定されている「占肩の鹿見塚」とされています。鹿見塚は、ここ浅間神社古墳ではなく、西へ150m程行った東武東上線の路線付近にありましたが、大正3年の東上線開通の際に破壊されてしまいました。その場所の小名には「シシミ塚」「シロシ塚」などの記録が残っています。

この歌をよんだ女性は、この場所でどんな思いだったのでしょうか?まわりに冷やかされ赤い顔であたふたしていたのか…、親が決めた男性が既にいて昼ドラのような三角関係になり困ったいたのか…。なんだか想像をかきたてる一歌です。

赤ちゃん&新婚さんのお祭り 初山(はつやま)

初山

初山とは、過去1年間に結婚した花嫁や赤ちゃんを連れて仙波浅間神社でお払いをして、健康で元気に過ごせるようにと祈る行事です。その際、赤ちゃんのおでこに朱印を押してもらい無病息災を祈ります。

毎年7月13日開催。

→ 詳しくはこちら「初山(はつやま)

スポット詳細


名称仙波浅間神社(せんばせんげんじんじゃ) 浅間神社古墳(せんげんじんんじゃこふん)
住所
埼玉県川越市富士見町21-1
WEB
時間境内自由
休みなし
料金無料
所要時間10~15分
駐車場なし
指定埼玉県指定 旧跡: 万葉遺跡 占肩の鹿見塚
川越市指定 史跡: 浅間神社古墳

 

神社の詳細


名称仙波浅間神社(せんばせんげんじんじゃ)
創建康平年間(1058~1065/平安時代)
祭神木花咲耶姫(このはなのさくやびめ)
摂末社-
建物など本殿
拝殿: 入母屋造、瓦葺
神猿: 1対
富士山の噴火口を模した穴
靖国鳥居 x2
灯籠: 1対
社号標: 富士浅間神社
石碑: 「占肩の鹿見塚(うらかたのししみづか)」
石碑: 「仙波町略史」
石碑: 「富士山北口登山六十六度記」
石碑: 「廿三夜」
石碑: 「富士見町公民館建設記念樹 昭和四十六年七月吉日」
石碑:歌碑?
浅間神社古墳
文化財埼玉県指定 旧跡: 万葉遺跡 占肩の鹿見塚
川越市指定 史跡: 浅間神社古墳
ご利益火防守護、子授け・子育て
【初山】 上記ご利益 + 赤ちゃんの無病息災、夏の難病、疫病払い
年中行事毎年7月13日: 初山

 

古墳の詳細


名称浅間神社古墳(ふじせんげんじんじゃ) 別名:母塚(ははづか)
古墳群名仙波古墳群
墳形円墳
規模直径: 42m
高さ: 5.8m
年代6世紀中頃
現況台地・神社境内
出土品

 

アクセス


車でアクセス

関越自動車道「川越IC」より7分
圏央道「狭山日高IC」より30分

公共交通でアクセス

徒歩
西武新宿線「本川越駅」より23分
東武東上線・JR川越線「川越駅」東口より12分
東武東上線「川越市駅」より23分
バス
バスの種類系統下車するバス停徒歩
1バス停
2バス停
3バス停

 

バリアフリー・設備


バリアフリー・設備表示の見方・説明


車椅子は介助者がいることが前提の判定です

車椅子・ベビーカーの入場

車椅子NG ベビーカーNG 社殿へは、階段があるため参拝は困難。

路面状況

土砂利コンクリート

バリアフリー情報

設備情報

ベンチ案内板

 
 

掲載の観光・地域スポット情報は2011年7月現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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